· 

IT業界での業務遂行能力

ビジネススキルとして一般的には”テクニカルスキル”と呼ばれる領域です。

 

IT業界では、この”テクニカル”を誤解する事が非常に多いと感じます。エンジニアや昔のスペシャリストもそうです。情報テクノロジー(IT)の各領域スキル(DB、言語、OS、NW、PM、最近ではテスト、AI、Iot・・・)を取得していればテクニカルスキルがあると考えがちです。

 

 なので、敢えて業務遂行能力と呼んでいます。

 

 エンジニアエ(engineer技術者)とはいえプロフェッショナルとして価値を提供してその対価を頂いている以上、自身の価値を相手に理解できるように伝えたり、相手の言うことを理解し提案したい、更にはチームや組織の業績目標達成のために行動できる、これらも重要な業務遂行能力の要素です。

 

 

 時間を守る、報告・連絡・相談を適切なタイミングで行える、などビジネスマンとして必須の能力が無くても良いのでしょうか?

 

 別の記事で書いたビジネス系とカジュアル系の違いはありますが、それは表現の仕方や使用するツールの違いで、無くて良いスキルでは決してないのです。

 

 

 お客様を支援していて時々耳にするのが、「彼はPMP(資格自体はとても有効ですが)持ってるけどプロマネはできないよね。」的な発言です。発言者が正しく評価できているかは横に置くとして、そう見られている原因(問題点)を分析して対策できなければ業務遂行能力は向上しません。